ずっとずっと

空をながめている子だった。
おとなになったいまも
上を見上げて居ることが好きで
空は、わたしの友達だった
いつも、わたしは、ひとりで
とても、はがゆく、誰の存在も
あの空を通して、それでしか
感じる術を知らずにいた。
わたしは、ずっとずっと
いつか、空に帰る日を、夢見てた。
でも、いつのころからか?
大地の美しさを見守る目を持った。
星に在る、命の美しさに
目を奪われる。
小川の中の、小さな魚たちに
悠久の時を感じて、うっとりしてみたり
野の花に、軽やかな歌声を聴く。
わたしの周りには、わたしの周波数と
見合った人々が集まってきた。
わたしは、空とつながらずとも
みんなとつながれる自分に気付いた。
空へ帰る憧れは、なくなった訳では
無いのだけれど…
手にふれて、側に居るこのつながりと
この大地と一緒に…
世界を、もっと、平和な場所にしたくなった
ずっとずっと、空をながめていた。
空は、いまでも、やさしく
わたしへのメッセージを、伝え続けてくれている。
そうして、同じ感覚を持つものたちと
もっともっと、つながりだす。
あぁ。
しあわせって、こういうことなのですね。
かみさま。
周波数の広がりを手に入れたわたしに
もっともっと、しあわせが
ひろがって、いきますね。