ほんとのやさしさって?

あたしさ。

まわりに気を使って
相手が傷つかないように
気を悪くしないように
たんと、気を使って
しゃべってたのさ
その昔
でもね。
友達なんて、1人もいなかった
わたし、さみしかった
誰のこともわからなかったし
わたしの頭の中の「相手」
は、いるけど
本物の相手は?
なにを考えてるか?
聞いたこともなかった
「こう、思ってるはず」
「こうに違いない」
なんて、思考ばかりを
繰り返してた
くるしくて、寂しかった
で、やめたの
怖くて怖くてたまんないまま
わたしは、こう思う
って、言う練習をしていった
厳しい事を言うのも
泣きながら、息がとまりそうになりながら
伝えていった
喧嘩も起こった
離れた人もたくさんいた
でも、本音で話せる友達が
少しづつ増えていった
腹をくくると
たくさんの変化がおきた
そして、わたしは
さみしくなくなった
あんなに、まわりに
気を使って、気を配っていたころは
ひとりぼっちだったのに
好き放題言って、わがままいって
嫌だ!も言うし
自己主張もする
喧嘩もするし言いたいこともいう
でもね。
そうした方が
友達が増えた
そして
仲直りを覚えた
わたしが嫌わない限り
嫌われないってことを知った
厳しいことを言ってくれる人の
やさしさを知った
そこにある、愛を知った
厳しいことを言ってくれる人を
避けまくった
逃げまくっていた頃には
大っ嫌いだった人たちの
愛を感じた
わたしは、愛されていた
厳しさに愛がある
信頼がある
本音を言うから
隠さないから
知ることができた
いまは、とんでもなく
居心地のいい世界に
わたしは、いる
世界は、厳しさの中に
愛に満ちている
わたしも、ガチンコだが
世界も、ガチンコだ
世界は、ぐさりとしたことを
遠慮なく言ってくれる
やさしい人たちだらけになった
ほんとのやさしさには
ごまかしも
うそも、ない
愛し愛されることを目指すなら
そこに、うそを
入れ込んでは、いけないんだよなー