この胸に男を抱けるしあわせよ

「なんかね。もやもやする」

と、ワンコ(旦那さん)
ワンコのお父さんのね
具合がよくないのだ…
施設とのやりとり
いろいろな、手配
そして、万が一の時のあれこれ
パパは、もう80を超えているから
「順番やもんな」
と、ワンコは言いつつ
間も無く、訪れる
「その時」を、感じている
「今日なー、ほんまひさびさに
  逆流性食道炎でてーん」
何かと、ストレス性のサインを
たくさん抱えてるワンコ
パパのことが、気がかりなんだよね
わたしは、エンパスなので
彼の感情をひろっちゃう
イライラ、もやもやするね
きーーってなっていたり
しんどいねぇー(u_u)
「早くねよ」と、寝室へ
そーして、抱っこして
はぐはぐ…
今日は、わたしが、愛してあげよ
優しく抱きしめて
早々に、つながっていく
わたしの熱で
ゆっくり包み込む
もれる吐息
しばらく、まったりゆっくり
混じり合いながら…
抱きしめてあげて
そのうちに、旦那さんが
動きだすから…
任せておく。
そして、2人で横たわっていた
「はぁぁぁぁ…
   なんやーこの安心感ーーー」
ああ。よかったー
「はぁーーー。ありがとう
   嫁がいて、よかったーー」
「ありがとー」
と、胸に顔をうずめる
眠れる準備をして
「眠れる?」と、聞いてみると
「うん」と…
ずっとずっと
あぁぁぁ…ありがとう
を、言い続けてるワンコ
楽になったね
邪気を祓う。
わたしは、ぶれないから
大丈夫なんだー^ ^
女は、命の根と、つながってるから
そして、その命と愛を
男に吹き込んでやれるから
死のふちから
生の場所へ
引き戻してやれるから
恐れのふちから
愛のかたすみへ
引き戻してやれるから
ひとしきりはぐはぐして
あげていたら…
眠っていった
しずかな寝息
そーっと、なでてやる
男の苦しみの時に
そばで揺るぎなく
共にいてやりたい
そっとそっと
抱きしめてやりながら
温めてやりながら
立ち上がっていく様を
みていてやりたい
愛おしい男を
この胸に抱けるしあわせ