36歳のわたし・・・

ふと・・・思い返してみると

本当に、破天荒な人生を
歩いて来たと想う

いつも、想いのままに
かけぬけてきた。

「みっちさんって・・・
 人生がROCKだよね」

なーんて形容を
されていた頃・・・

内心は、不安と自信のなさが

渦巻いていたのに

だからこそ、

虚勢を張って。

歯を食いしばって

ありったけ

突っ張っていきていた

36歳の頃。

でも、振り返ってみると

格好よかったな。わたし

そうして

いつも、いつでも

生きにくかったのかもしれないけど・・・

自分らしく生きて居たんだ

当時、12~13年前

離婚をして、ひとりで

子ども達を育てながらの

バンド活動をしていた頃

長女は、中学の1年生になるかならないか

だし・・・長男は、小学校の3年~4年くらい

わたしは・・・

荒れてたな(笑)

安定した職場から

飛び出して、ひとしきり

自分を捜して旅していた

そうして、ステージの上だけが

自分らしく居れる場所だった。

普段はいつも、大人しかったんだよ(笑)

わたし

あまり、話さない人だったしね

テキトーにいい人だったし

でも・・・実は

ものすごく、情熱的な

自分を持って居たんだよね

持てあまして

どこにもぶつけようがなくて・・・

何をやっても中途半端で

自分で自分にいらだってた

自分が救われたかったから

カウンセラーになった

子ども達にやさしく出来ない自分が

大嫌いだった

申し訳ない気分で一杯すぎて

お家に帰りたくなかった

子ども達に逢いたくなかった

それでも・・・

子ども達は

わたしを愛してくれていた

そうして、

わたしも、自分のふがいなさが

嫌いだったけど

子ども達の事は

愛してやまなかった。

だから・・・

こんな自分を近づけては

ダメだと想ってた

でも

表現があったから

ステージがあったから

わたしは

多分、立てていたんだ

想いのたけ

振り絞って

想いのたけ

叫んで・・・

わたしは、ここで

生きて居る

そう、シャウトするしか

出来なかった。

楽しかった

そうして、苦しかった

死にたかった

そうして・・・

生きたかった。

きこえる?

くやしさが

きこえる?

いきどおりが

きこえる?

声にならない叫びが

きこえる?

ここから、出してって声が

わたしは

わたし以外の

何者にもならないって

決めた事。

あの頃のわたし

苦しかったね

でも

格好いいよ

あんた

いまのわたしも

あんたみたいに

燃えているかな?

あんたに、憧れる

そうして

今日もまた、

あんたの情熱に

抱かれて

明日の風と共に

明日を笑う

わたしで居たいな

そうだ。歌を唄おう

あのころみたいに

情熱的な

歌を・・・・